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痛いニキビとストレスの関係について
ストレス社会と言われる現代、それが原因でニキビが出来る方も大勢いらっしゃいます。
「ストレスは美容と健康に悪い」とは良く言われますよね。
ストレスには心理的なものと物理的なものの2種類があり、それぞれ異なったメカニズムでニキビが出来てしまいます。
今回は、ストレスと痛いニキビの関係についてご説明します。
ストレスによる痛いニキビが出来る場所
ストレスには、「心理的な原因」によるものと「物理的な原因」によるものの2種類あることは前述しました。
心理的ストレスから来る痛いニキビ
心理的ストレスというのは、不安感や怒り、焦燥感などの精神的な部分からくるものです。
近年、増加の一途をたどる「うつ病」なども、この心意的ストレスが関係しています。
人間は心にストレスがかかると、皮脂分泌が増加するということが分かっています。
また、心理的ストレスによって、自律神経の1つである交感神経が優位となり、アンドロゲン(男性ホルモン)やアドレナリンなどのホルモン分泌が増加します。
これらのホルモンは、通常よりも「皮脂の分泌」を促進する作用があります。
そして「T型5αリダクターゼ」という酵素の働きによって皮脂分泌がさらに加速し、「脂性肌の原因」にもなるのです。
物理的ストレスから来る痛いニキビ
物理的ストレスとは、急激な気温の変化、騒音、窮屈な場所など、直接的に身体にかかわるストレスのことを指します。
基本的に人間は、体温調節が自然に行える機能を身体に持っています。
ですから、通常は季節を問わず、常に体温を一定に保つことが出来ますよね。
ところが、この体温調節を行っているのが「自律神経」です。
気温差の激しい場所を頻繁に行き来し過ぎると、体温調節を行う自律神経が乱れ、「物理的ストレス」となるのです。
物理的ストレスが身体に加わると、自律神経が乱れ、交感神経が優位となります。
すると、心意的ストレスと同様にアンドロゲンなどの作用によって皮脂の分泌が増加します。
アンドロゲンには「角質異常」を引き起こす働きがあります。
そのため、皮膚を硬くして毛穴に皮脂を詰まらせ、アクネ菌の増殖を促進させてしまうのです。
ストレスによる痛いニキビは出来る場所で分かる?
ニキビは、出来る場所によって、どこの不調があるのかが分かることがあります。
たとえば、ストレスが原因となってニキビが出来る場合、主に「こめかみ周辺」に現れます。
また、ストレスが原因となって出来るニキビは。こめかみ以外にも現れます。
たとえば、額や鼻、頬や顎(あご)に出る場合もありますので、この辺りにニキビができた場合にも、ストレスの疑いがあると覚えておきましょう。
昔から、ニキビの原因にはストレスが深く関係していることは良く知られています。
痛いニキビに悩む方は、ふだんから心身ともにリラックスできる時間を、1日1回は必ず取るよう心がけましょう。
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