痛いニキビの応急処置

痛いニキビの正しい応急処置についてご説明したいと思います。

ニキビは、男女年齢を問わず誰でもできる可能性のあるもので、様々な種類があります。

軽度のニキビを「白ニキビ」と言います。

そこから少し進んで「黒ニキビ」となり、腫れや熱を持ち、炎症を起こして痛いニキビのことを「赤ニキビ」と言います。

赤ニキビがさらに進んで膿が出たニキビを「黄ニキビ」と言います。

今回は、これらのニキビが痛い時の応急処置についてご説明します。

まずは、痛い「赤ニキビ」の応急処置からご説明しましょう。

赤ニキビは、炎症を引き起こした、とても痛いニキビのことです。

この赤ニキビの応急処置は気がついた時にすぐ行うのがポイントです。

大人ニキビが「赤ニキビ」になってしまった場合は、優しくケアしてくれるスポッツ美容液を使用してみましょう。

「グリチルリチン酸ジカリウム」や「トラネキサム酸」が入っている美容液は、ダメージを負った肌を優しく保護してくれます。

透明のジェルならば、昼間に付けることが出来るのでオススメです。

赤ニキビの炎症を抑えたいという方は、マヌカオイル100％の美容液を使用するのも良いでしょう。

また、赤ニキビが突然出来てしまい、どうしても隠したい場合もあると思います。

その場合の応急処置としては「カバーコンシーラー」を使用すると良いですよ。

特に、「皮脂吸着効果」のあるタイプのものや、スキンケア成分が60％以上含まれているコンシーラーがオススメです。

今度は、顎（ほお）に出来てしまった痛い「白ニキビ」の応急処置についてご説明します。

顎にできた「白ニキビ」は、いかに悪化させずに対処するかがポイントとなります。

小さな白ニキビは、コメドプッシャー（角栓プレッシャー）で、角栓を取り除くのが最も手っ取り早いでしょう。

コメドプッシャーとは、ニキビの角栓を取り除くための「専用器具」です。

この器具は、取り除きたいニキビの上に置いて、軽く押し出すようにして角栓を取り除きます。

ただし、失敗すると消えないニキビ跡を作ってしまうため、これは自己責任で行ってください。

もし、コメドプッシャーで「角栓」を取り除く場合は、器具をキチンと煮沸消毒しましょう。

そして、芯を取り除いたニキビは、アルコール液でしっかり消毒を行います。

施術が完了したら、柔らかい麺棒の先端で患部を消毒し、「ニキビ薬」と「ニキビ専用化粧水」で保湿しましょう。

最後に、薄〜く乳液やクリームを塗ったら完了です。

もちろん、使用したコメドプッシャーは「煮沸消毒」を行って管理しておくことが大切です。

この時、ニキビの定番薬として有名なオロナインは、白ニキビや黒ニキビを悪化させる危険性があるので、おススメしません。

一言で痛いニキビと言っても、様々であるということがお分かり頂けたと思います。

応急処置の方法も1つ1つ異なりますので、適切に対処しましょう。