痛いニキビの原因はチョコレート？

テレビや雑誌など数々のメディアで特集されているニキビの原因の1つに、チョコレートが挙げられていますが、これは本当なのでしょうか？

「ニキビは痛いしカッコ悪い。でもチョコは食べたい！」

という方も多いでしょうから、今回はネット上で飛び交う「ニキビとチョコとの因果関係」についてご説明します。

ニキビにお悩みの方なら、少しでもニキビの原因となりそうな食べ物は避けたいですよね。

もちろん、チョコレートがその原因と言われたりすれば、意識的に避けている方も多いことでしょう。

結論から言えば、チョコレートにはニキビに悪いチョコと、そうでないチョコがあります。

まず、チョコレートの原材料であるカカオには、脂肪分がたっぷり含まれています。

「脂肪分の過剰摂取」はニキビを誘発させるということは、よく知られていますよね？

ですから、そのままチョコはニキビに悪い！・・・と言いたいところですが、そうでもないのです。

実は、脂肪分には大きく分けて、植物性と動物性の2種類が存在します。

チョコレートの原材料であるカカオに含まれる脂肪分はカカオバターと呼ばれ、不飽和脂肪酸に属するオレイン酸やステアリンが含まれています。

そのため、ニキビにはなりにくい脂肪分なんですね。

ではなぜ、チョコレートを食べるとニキビが出来ると言われるのでしょうか？

言うまでもなくチョコレートとは「甘いもの」です。

もちろん、市販されているチョコレートには、砂糖がたっぷり含まれています。

痛いニキビの原因の1つに、「糖分の摂り過ぎ」が挙げられます。

つまり、チョコレートがニキビに悪いと言われるのは、中に含まれる砂糖などの「糖分」によるものだったのです。

チョコレートの主原料のカカオにも若干の糖分はありますが、それだけだとやはり食べやすいとは言えませんので、砂糖を加えて甘く作られています。

ですので、前述した「ニキビは痛いしカッコ悪い。でもチョコは食べたい！」と言う方は、糖質オフのチョコレートを食べると良いでしょう。

チョコレートのパッケージの裏を見ると成分が記載されていますので、チェックして見て下さいね。

また、人工添加物などが多く含まれるチョコレートもありますので、その点にも十分ご注意ください。

あと、これは別の見方ですが、チョコレートには、カカオポリフェノールという成分がたくさん含まれています。

カカオポリフェノールは、ガンや動脈硬化の予防効果があり、ストレスを緩和し、癒し効果があることも報告されています。

チョコ好きな人が、無理に我慢してストレスを溜めるよりも、糖質などのチェックをしながらほどほどに食べた方が良いと思われます。

ストレスも、ニキビや肌荒れの原因になりますからね。