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手のひらの痛いニキビ?掌蹠膿疱症(しょうせきのうようしょう)
ニキビといえば、顔や背中など皮脂の分泌が多い部位にできるものですよね?
一般的に、手や足の裏といった身体の部位には皮脂を分泌する皮脂腺がほぼ存在しません。
つまり、手や足の裏は非常にニキビが出来にくい環境だと言われているのです。
ところが、稀に手のひらに痛いニキビのような皮膚疾患が現れるケースがあります。
しかし、なぜ手のひらに痛いニキビのような皮膚疾患が現れるのでしょうか?
それは、ニキビではなく「掌蹠膿疱症(しょうせきのうようしょう)」という病かもしれません。
では、掌蹠膿疱症とはどういった病なのか、その原因と治し方をご説明しましょう。
手のひらに出来る痛いニキビ?「掌蹠膿疱症」の原因
手のひらに出来るニキビのような「掌蹠膿疱症(しょうせき のうほうしょう)」とは、皮膚疾患の1つです。
水疱が化膿して、小さな膿疱が手のひらや足の裏に現れる皮膚病です。
手のひらや足の裏のみに現れるため、このような病名が付けられました。
現れた膿疱はとても痒く、突然破れて中から膿(うみ)が出てきます。
そして、破れた皮膚は角質化され、ボロボロと剥がれ落ちるというのを繰り返します。
50歳〜60歳の女性に多くみられ、症状が改善したり悪化したりを繰り返すため非常に厄介な疾患です。
ただし、人に感染することはありませんので、ご安心ください。
掌蹠膿疱症の原因は未だはっきり解明されていません。
免疫異常やアレルギー、扁桃病巣感染症などと深く関わっているのではないかと言われています。
手のひらに出来る「掌蹠膿疱症」の治し方について
手のひらにできる「掌蹠膿疱症」に頭を悩ませる方々は大勢いらっしゃいます。
実は近年、掌蹠膿疱症は、ビタミンHと言われる「ビオチン」が不足して引き起こされるのではないかという研究結果が報告されるようになりました。
その中で、掌蹠膿疱症には「ビオチン療法」という方法が有効とされています。
ビオチンとは、ビタミンB複合体の1種です。
主に炭水化物や脂肪などの分解及び合成を行っており、健康な身体を維持するためには必要不可欠な成分です。
このビオチンを、ミヤリサン錠やビタミンCと共に摂取するビオチン療法を行うことで、自然と掌蹠膿疱症の症状が落ち着いて来るのです。
手のひらや足の裏に膿疱が現れて悩んでいる方は、ぜひ、皮膚科の専門医に尋ねても見ると良いでしょう。
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