痛い頭ニキビの治し方

痛い頭ニキビの原因である「頭皮の皮脂分泌量」を減少させるためには、前述した5つのポイントを改善することが大切です。

でも、ストレスや不摂生な生活習慣は、今を生きる現代人にはなかなか解消が難しいですよね。

ただし、以下の3つなら、今すぐにでも改善することが出来るでしょう。

• 脂っこい食事の摂取
• 飲酒
• 誤ったシャンプー

まず第一に「高カロリー＆高脂質」の食事を控えるようにしましょう。

なぜなら、脂質の過剰摂取は、体内に存在する「酵素の力」では分解し切れないからです。

余った脂質は「血液内」に溶け込み、その脂質を体外へ排出させようと皮脂腺が活発に活動してしまいます。

ただ、どうしても脂っこい食べ物を食べたいという方もいらっしゃるでしょう。※私がそうでした（笑）

その場合は、コッテリした料理の量を少し減らしながら、ビタミンB2やビタミンB6をたっぷり含んだ食材を共に食べると良いです。

なぜなら、「ビタミンB2」には脂肪の代謝を促す働きがあり、「ビタミンB6」には脂肪の分解を促す効果があるからです。

「食べたい物を食べられない！」というストレスを抱えて、ニキビの原因となっては元も子もありませんからね。

次に、痛い頭ニキビの原因となる「誤ったシャンプー方法の改善」について触れてみましょう。

シャンプーによって「頭皮の皮脂量」が増える原因は、2つあります。

• シャンプーのすすぎが甘い
• 就寝前にシャンプーをせず、翌朝シャンプーを行う

シャンプーのすすぎが甘いと、頭皮にシャンプーの薬液が残留してしまい、アクネ菌の増殖を誘発させる原因となります。

特に、リンスの「すすぎ残し」は頭ニキビになりやすいので注意が必要です。

ちなみに、あまり知られていませんが、シャンプーをキレイに洗い流すことが出来る時間は、3分間は必要だと言われています。

また、頭に付着したホコリや汚れは、必ずその日のうちに洗い流すべきであるということも覚えておきましょう。

なぜなら、皮脂というのは、ひと晩経つと酸化して毛穴にピッタリとくっついてしまうからです。

酸化した皮脂によって、正常な皮脂が排出されず、皮脂まみれになり、頭皮がベッタリとします。

さらに、朝シャンプーを行うと頭皮が乾燥し、かゆみやフケの原因ともなるのです。

頭ニキビに悩んでいる方は、ぜひ一度ご自身のシャンプー方法を見直してみてはどうでしょうか。

実をいうと、頭にはニキビにそっくりな「接触性皮膚炎（せっしょくせいひふえん）」や、「脂漏性皮膚炎（しろうせいひふえん）」という皮膚病も存在します。

接触性皮膚炎は、通称「かぶれ」と呼ばれています。

つまり、化粧品やシャンプー、医薬品など、いろいろなモノが原因となって引き起こる「アレルギー反応」のことです。

脂漏性皮膚炎とは、新生児もしくは、思春期以降の成人に多くみられる皮膚疾患です。

皮脂を糧に繁殖を行う「カビ」が原因となって起こる皮膚炎ですので、その場合は、速やかに皮膚科で診断してもらいましょう。