頭にできたニキビが痛い！その原因とは？

髪をセットしている時や、シャンプーをしている時など、頭に触れると「ヒリッ」とした痛みを伴う赤いブツブツができた経験はありませんか？

その痛い原因は、「頭皮ニキビ」かもしれません。

私も幾度となく経験があります。

なぜ、頭にニキビが出来てしまうのか不思議に思う方もいらっしゃるかも知れませんね。

それでは、頭皮ニキビの原因について触れてみます。

頭皮にニキビができる原因は、顔に出来るニキビ同様「アクネ菌」と言われています。

アクネ菌とは、真皮から毛髪に栄養を送っている「毛嚢（もうのう）」の内部にいる常在菌の1種です。

通常、アクネ菌は、頭皮などの皮膚を細菌類から保護したり、皮膚環境を正常に保つ役割を担っています。

ところが、毛嚢内部に皮脂が貯まると、突如として「アクネ菌」が増殖し始めます。

アクネ菌は、リパーゼという酵素によって皮脂を分解して、脂肪酸の生成を始めます。

皮脂が脂肪酸に変換されると、毛嚢壁（もうのうへき）を刺激して「ニキビ」となるのです。

アクネ菌は、頭だけではなく、顔や背中など皮脂腺がある場所にはどこにでもいます。

ですので、アクネ菌の増殖原因となる「皮脂」をどう抑えるかが、頭に限らず「ニキビ改善」のポイントとなります。

頭に出来る痛いニキビの原因となるポイントは、5つあります。

1. コッテリとした油っこい食事
2. 飲酒
3. 誤ったシャンプー
4. ストレス
5. 不摂生な生活習慣

最近の日本では、食の欧米化が進んで、肉類を中心に食べる傾向があります。

そのため、皮脂腺から分泌される「皮脂の量」が増えて、アクネ菌が増殖しやすい環境を作ってしまっています。

また、ビールや日本酒、ワインなどのアルコールを飲むと、体内でアルコールを分解しようと臓器が活発に動きます。

すると、体内のバランスが乱れ「皮脂の分泌量」が増加する要因となるんですね。

あと、ご存知のように日本では、毎日お風呂に入る習慣があります。

一見キレイ好きのようですが、誤ったシャンプーを行うことによって、頭皮から分泌される「皮脂量」が減ります。

その結果、減った分を補おうとして、皮脂の分泌が過剰に行われてしまうのです。

さらに、日本に住んでいる以上避けては通れないのが「ストレス」や「生活習慣の乱れ」です。

ストレス社会の中で生きる我々人間は日々過度な労働によって睡眠不足やストレスを感じながら生きています。

そうすると、必然と頭皮の皮脂分泌量が増加し、頭皮ニキビができやすい環境になるんですね。