痛いニキビと睡眠不足の関係

「睡眠不足がニキビの原因である」というのは良く知られていますよね。

ただし、分かってはいても睡眠時間が取れず、痛いニキビへと発展する方も多いです。

以前は、睡眠不足と言えば社会人となった大人に良く見られる症状でした。

ところが近年、小・中学生や高校生も夜寝る時間が遅く、睡眠不足は若年層にまで広がっています。

また、大人顔負けのバッチリメイクの子供たちも増えており、肌質も大人に近くなっているそうです。

寝不足によるニキビ、そして痛いニキビは今後ますます増え続けていくことでしょう。

では、ニキビの原因となる睡眠不足にターゲットを絞ってご説明します。

それでは、「ニキビと睡眠の関係」についてご説明しましょう。

人間の身体は、夜眠っている間にお肌の修復や再生を行うと言われています。

そのため、睡眠時間が不足すると皮膚が正常に修復・再生を行われなくなります。

結果として、肉体的・精神的に多大な負荷がかかり、多大なストレスを与えてしまいます。

すると、自律神経を構成している2つの「交感神経」と「副交感神経」のバランスが乱れます。

交感神経が優位に立つと、ニキビの原因となる皮脂の分泌が促進され、皮膚の保護機能が失われてしまいます。

そのため、アクネ菌が増殖しやすくなり、痛いニキビが出来てしまうのです。

痛いニキビを改善させるためには、睡眠不足を解消し、質の良い眠りを取ることが重要です。

中でも、ニキビや吹き出物などの「肌トラブル」を改善させる「ゴールデンタイム」と呼ばれる睡眠時間があります。

ゴールデンタイムとは、皮膚の修復・再生を促進させるホルモンが最も豊富に分泌される時間帯のことです。

このホルモンは、皮膚のターンオーバーを促し、新しい真皮を生成するなど、美肌を維持するために不可欠な物質です。

そのため「天然の美容液」という異名を持っています。

今まで、このホルモンは午後10時〜午前2時までに最も活発に分泌されると言われていました。

ところが、近年の研究によってゴールデンタイムは睡眠を始めた3時間〜4時間あたりにあることが分かって来たのです。

日本人は昔から、だいたい22時〜23時の間に睡眠を取る習慣がありますよね？

意外にも、この時間帯がホルモン分泌と非常に相性が良いことが分かったわけです。

ニキビの見た目や痛みに悩む方は、22時〜23時に眠りにつき、十分な睡眠を取るよう心掛けましょう。