目元にできた痛いニキビ

ふと鏡を見ると、目元に白ニキビのようなものが複数出来ているのを発見したことはありませんか？

もしかしたら、そのニキビは、「稗粒腫(はいりゅうしゅ)」かもしれません。

見た目は普通のニキビでも、性質が異なるものなんですね。

では、稗粒腫とは何か、そして目元にできる痛いニキビの原因と治し方についてご説明します。

目元に現れる「稗粒腫(はいりゅうしゅ)」とは、毛穴に皮脂が詰まってしまったニキビのことです。

稗粒腫は、直径1mm〜2mm程度の大きさのデキモノで、中に角質が詰まっている袋状のものです。

主に目元周辺に現れる「白ニキビ」のように見えるのが特徴です。

稗粒腫は、アクネ菌によるニキビではありません。

そのため、炎症もせず、スキンケアで悪化もしないので、気にならなければそのまま放置して構いません。

・・・が、やはりそうは言っても気になりますよね。

また、稗粒腫は、皮膚の表面に近い部分に出来る角質の詰まった袋なので、別名「脂肪の塊」とも呼ばれています。

稗粒腫は、老若男女問わず出来るニキビです。

ただし、若い世代なら自然に治りますが、代謝の悪い年齢になると自然治癒とが難しくなりますので、注意が必要です。

稗粒腫の主な原因は、皮膚や毛穴が傷付いた際の治る過程で、毛穴の入り口を誤って塞いでしまったためと言われています。

また、毛嚢（もうのう）の深い部分や未発達な皮脂腺に、タンパク質や細い毛が溜まり、固まった場合にもできてしまいます。

その原因が「肌への刺激」の場合、毛抜きや眉剃り、日焼けなどによって引き起こされます。

また、不摂生な生活や、乱れた食生活を送っている方にも多いですね。

その場合、やはり正しい生活習慣を心がける必要があります。

稗粒腫の治し方ですが、美肌効果を持つ生薬や漢方薬を使ったり、生活習慣を改めたり、必要以上に顔を触らないなどが挙げられます。

既に稗粒腫が目元にある方は、専門の医療施設で施術してもらうと、「サリチル酸ワセリン」を塗ったりして治療が行われます。

稗粒腫は、1度出来ると同じ場所に出来たり、しこりになったり、最悪の場合、細菌が入り込んで悪化する可能性があります。

なので、自分で潰したりせず、必ず専門医に診てもらいましょう。

稗粒腫ではなく、アクネ菌が原因で出来た痛いニキビの場合、身体の不調を表すサインの可能性があります。

目元周辺のニキビの多くは、肝臓や腎臓が疲労している場合に現れると言われています。

特に、コッテリした脂っこい食事が多かったり、飲酒の翌日などに現れるニキビは、大抵「目元」に出来ます。

また、パソコンやスマホの画面を見ることが多かったり読書をされたり、目を酷使する時間が長い方も目元にニキビができやすいので、注意してくださいね。